4.効果の確認は？
Kajiyama S, et al., Nutr Res. 2008; 28(3):137-43
水素水を２型糖尿病患者に投与し、その効果を調べたところ、脂質と糖代謝が改善され、耐糖能障害が抑制されました。
Nagata K, et al.,Neuropsychopharmacology. 2009; 34(2):501-8
長期間身体的ストレスを与え、学習・記憶能力が低下したマウスに水素水を与えると、その低下を予防することができました。
Ohsawa I, et al., Biochem Biophys Res Commun.2008; 377(4):1195-8
動脈硬化が生じやすいマウスに水素水を４カ月間飲ませると、動脈硬化が抑制されました。
同じ条件で比べると、他の抗酸化物質よりも水素水が効果的でした。
Fu Y, et al., Neurosci Lett. 2009; 453(2): 81-5
50%飽和水素水を与えてからパーキンソン病のモデルラットを作製すると病気の進行が抑制され、パーキンソン病に似た挙動が抑制されました。また、パーキンソン病モデルラットを作製した後に水素水を飲ませても病状が改善されました。
Itoh T, et al., Biochem Biophys Res Commun. 2009; 389(4):651-6
水素分子に抗アレルギー作用があることを示しました。
Nakao A, et al., J Clin Biochem Nutr. 2010; 46(2): 140-9
メタボリック症候群の予備軍に水素水を飲ませると、酸化状態が軽減しました。
A.Iio et al., Med. Gas. Res. 2013, 3: 6
分子水素は脂肪酸吸収と脂質蓄積を軽減することを示しました。
2007年の論文（Ohsawa I, et al., Nat Med. 2007; 13(6): 688-94）において、水素分子（H2）は活性酸素種の中で最も反応性の高いヒドロキシラジカルを選択的に還元し、細胞を酸化ストレスから防御することが動物実験で確認されました。
以来、水素分子（H2）の効果を検証するさまざまな研究が行われており、現在も活発に研究が積み重ねられています。
